1988年モロッコ生まれ。ニューヨーク在住。テレビのリアリティ番組の言葉、ドキュメンタリー、スマートフォンで撮影した映像、アニメーション、高度な制作手法の美学を並べ、混ぜ合わせ、摩訶不思議なリアリズムとユーモアを駆使し現実を増幅することで、物語を語ることの可能性を探っている。変幻自在な映像、インスタレーション作品、没入型環境などベナーニの作品は、現代社会への問いによって構成されている。MoMA PS1(ニューヨーク)、アート・ドバイ(ドバイ、アラブ首長国連邦)、上海ビエンナーレなどに出展。
Photo: Meriem Bennani