漫画家。ヴェトナム在住。2002年にストラスブール高等装飾芸術学院を卒業後、定期的にアジア、ヴェトナムを訪れている。深い没入感のある体験を綴った一冊の「ノート／日記」を物語の柱として、コミックブックから、ショートムーヴィー、ビデオインスタレーションまで様々なプロジェクトを展開している。

レジデンシープログラム「Villa Saigon 2019」受賞。主なグラフィック・ノベルに『Balzac and the Little Chinese Seamstress』（2017）、『The Poisoned Hill』（2010）、『The Flesh of Apples』（2006）などがある。また映画監督との協働に、ヴェトナムのチューン・ミン・クイとの《Someone in the Forest》（2013）、《Mars in the Well》（2014）、《City of Mirrors》（2016）や、クリステル・ルローとの《Water Buffalo》（2007）、《The Earth Leans》（2015）などがある。主な参加展に、オスロのステネルセン美術館と京都のGallery ＠KCUAで開催されたアピチャッポン・ウィーラセタクンの映画作品を軸とした回顧展「Photophobia」（2013）、ホーチミンのFestival Esperantopolisにおける「The Yellow Room」（2011）、アングレーム国際漫画フェスティバルでのグループ展「Spontaneous Generation」（2010）などがある。