1900年生まれ、1967年没。オスカー・フィッシンガーは実験アニメーションの先駆者。フランクフルト、ミュンヘン、ベルリン、ロサンゼルスで活動し、ヴィジュアル・ミュージックの父、モーショングラフィックスの祖父と呼ばれる。1930年代には最初のミュージック・ヴィデオを製作。初期のシンセティック・サウンドを生み出し、ディズニーによる《ファンタジア》の作風にも影響を与えた。1936年にパラマウント映画スタジオに採用され、ロスアンゼルスへ移住したものの、他のハリウッド映画スタジオとの出会いには恵まれなかった。晩年は、絵画や彼自身が考案した色と光のオルガンである「ルミグラフ」へ専心した。［C. キーファー］
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