2011年に起きた東日本大震災を経て生まれる新たな民話の種として、2031年の岩手県陸前高田市を舞台にして瀬尾夏美が描いた物語『二重のまち』。かつてそこにあった町と、嵩上げ工事後に造られた町。いずれもを知らない4人の旅人が2018年の陸前高田へ赴き、その土地の人の話を聞き、対話を重ね、物語を朗読する。「聞く」「報告する」「語り直す」という行為の往復を経て、旅人たちによる「発話」がはじまる。映像作家の小森はるかが繊細にとらえた、小さな<継承のはじまりの場>の記録。
日時:
2/7(金)18:00-|Q&A:小森はるか+瀬尾夏美
2/18(火)18:30-
2/23(日・祝)11:30-
会場:東京都写真美術館1Fホール
入場:各回 ¥550(前売)|¥1,100(当日)
※詳細は「チケット」欄をご覧ください。
Works
小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》
小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》2019/79分/日本語(英語字幕付)
Photo: Tomomi Morita