一直線ではない時間あるいは次元について、リヴァースが映像によって何を明らかにできるのか丁寧に迫った作品群。《シングス》は作家自らの家で撮影され、四季を通して環境がいかに人の感覚と認識に影響するかを考察する。《ザ・シェイプ・オブ・シングス》では天地や世界を理解しようと逡巡する声に乗せて、古代の土偶や土器といった美術品を映し出す。《ゴースト・ストラータ》では、例えば地層の中で失われた物質など、不在や見えないものについて言及する。日記形式で1年を通し世界各地で撮影された映像素材を用い、その足跡をもとに作家自身の向かう先を示唆する。
日時:
2/16(日)18:30-
2/19(水)18:30-
2/22(土)11:30-|Q&A:ベン・リヴァース
会場:東京都写真美術館1Fホール
入場:各回 ¥550(前売)|¥1,100(当日)
※詳細は「チケット」欄をご覧ください。
Works
《シングス》
《シングス》2014/21分13秒/英語(日本語字幕付)
Courtesy of Ben Rivers and LUX, London.
《ザ・シェイプ・オブ・シングス》
《ザ・シェイプ・オブ・シングス》2016/2分/英語(日本語字幕付)
Courtesy of Ben Rivers and LUX, London.
《ゴースト・ストラータ》
《ゴースト・ストラータ》2019/45分/英語(日本語字幕付)
Courtesy of Ben Rivers and LUX, London.