ジョン・ホイットニー《マトリクス》1972年/©The artist and Whitney Editions™, Los Angeles, CA
戦前ヨーロッパで音楽を修めたジョン・ホイットニーは、音楽由来の「調和」というコンセプトを、視覚芸術の領域で「動き(motion)」によって実現しようとした。ホイットニーは1966年から3年間、レジデンス・アーティストとしてIBM社に招かれ、当時画期的な処理能力を持っていたデジタルコンピュータへのアクセスを得たことによって、この探求を深めることとなる。デジタルコンピュータによる調和の探求は、音楽とパターンが戯れあう本作に結実した。
日時:令和3年2月5日(金)~2月21(日)<8日(月)、15(月)休館>
10:00-20:00(最終日は18:00まで)
会場:東京都写真美術館展示室
入場:無料