《オバケ東京のためのインデックス 序章 Dual Screen Version》
岡本太郎が1965年に著した都市論である「オバケ東京」をめぐるリサーチをもとに、シアターコモンズ’21で初演されたレクチャー・パフォーマンスを、映像インスタレーション版として再構成する。東京のネガのような「反東京としてのオバケ東京」。これは高度経済成長期の東京で、この都市に不満を持つ人々のために提案された、都市構想である。「オバケ東京」宣言を結びとする本作は、まさに日本が高度経済成長期に入り始めた1954年、映画の中で東京を破壊した怪獣ゴジラという人間ではない存在の軌跡を通じ、「オバケ東京」を現代の東京に接続していく試みである。
映像は毎時0分より始まります。
作・演出・出演:佐藤朋子
撮影:川田淳、飯岡幸子、永田風薫
録音・ミキシング:増田義基
照明:吉田幸生(RYU inc.)
編集:青柳菜摘
映像ディレクション:和田信太郎
映像製作:thoasa inc.
英訳:池田ケイ恵理子(岡本太郎パート)、北川光恵(如月小春パート)、山田カイル
法律監修:須田洋平
小道具協力:AWABEE
協力:特定非営利活動法人 芸術公社、東京藝術大学大学院映像研究科、RAM Association、上田剛(RYU inc.)
レクチャーパフォーマンス初演・製作:シアターコモンズ’21