他者や天変地異、社会のシステムなど、自らの手の及ばない力に左右されながらも個を生きる者たちの存在が浮かび上がるプログラム。中国貴州省凱里の変遷を写し取りながら映像と詩の融合にも取り組むビー・ガン《金剛経》。目に見えない外からの力を感じながら生きるカップルの生活を俯瞰して見つめる川添彩《夜の電車》。存在の曖昧さを提示し、意識と行動の関係や認識の差異を捉えようとする斎藤英理の作品群では、様々な活動の側面を劇場版として再構築する。池添俊《あなたはそこでなんて言ったの?》では作家が共同制作者など多重の窓を通すことで自らにも迫り、観客へ個人的な体験を渡すことで記憶を昇華していく。
ゲスト・プログラマー:清水裕
日時:
2月6日(日)18:00- | TALK:斎藤英理、池添俊、清水裕
2月10日(木)15:00- | TALK:ビー・ガン、清水裕
2月18日(金)18:00- | TALK:川添彩、山本圭将、清水裕
会場:東京都写真美術館1Fホール
料金:500円(前売) 1,000円(当日)
※詳細は「チケット」ページをご覧ください。
Works
ビー・ガン《金剛経》
2012年/22分/中国語(日本語・中国語・英語字幕付)
協力:リアリーライクフィルムズ合同会社
川添彩《夜の電車》
2019年/15分/日本語
斎藤英理《全ての傷が癒えますように》
2021年/5分5秒
斎藤英理《mistake, blockade, fancy, panky》
2020年/4分44秒
斎藤英理《水のない島》
2019年/7分55秒
斎藤英理《黒い夢》
2019年/3分37秒
斎藤英理《ゆれる:夢遊する身体》
2018年/3分38秒
池添俊《あなたはそこでなんて言ったの?》
2021年/20分/日本語・中国語(英語・日本語字幕付)