近年現代美術や実験映画として発表された4本を紹介。それぞれ、地理的な別の領域への移動、あるいは別のあり方への越境の試みを映し出す。危険を伴う列車の旅のショットと、その映画史への接続。デジタル技術で距離と時間を越えようとすること。人を装うスパムや着彩された風景が、自 然さに近づこうとすること。人種や性差を超えるためのサイボーグ。越境の営みに、幾層もの物語が織り込まれている。
Image copyrights of Jesse McLean. Courtesy of Video Data Bank,www.vdb.org, School of the Art Institute of Chicago.
Works
ニカ・オウトア《ニューズリール63 影の列車》
ニカ・オウトア《ニューズリール63 影の列車》2017/38分/スロヴェニア語(英語・日本語字幕付)
ラザン・アルサラー《お父さんはナクバと同じ100歳で生まれた》
ラザン・アルサラー《お父さんはナクバと同じ100歳で生まれた》2017/7分/アラビア語(英語・日本語字幕付)
ジェシー・マクリーン《あなたが行くところどこにでも》
ジェシー・マクリーン《あなたが行くところどこにでも》2017/12分/英語(日本語字幕付) Image copyrights of Jesse McLean. Courtesy of Video Data Bank,www.vdb.org, School of the Art Institute of Chicago.
リリー・レイノー=ドゥヴァール《歯、歯茎、機械、未来、社会》
リリー・レイノー=ドゥヴァール《歯、歯茎、機械、未来、社会》2016/36分