トリシャ・ブラウン
Trisha BROWN
同時代において最も高い評価と影響力を持った振付師・ダンサーの一人であり、その画期的な作品は芸術の方向性を大きく変えた。1958年ミルズ・カレッジ舞踊科を卒業後、1961年にワシントン州アバディーンからニューヨークへ移住。アンナ・ハルプリンに師事し、ジャドソン・ダンス・シアターが誕生したロバート・ダンの振付構成ワークショップに参加し、1960年代のニューヨークを特徴づける、学際的な創造性の熱気に大きく貢献した。ダンスとみなされる身体動作を拡大し、日常の中に非日常を見出し、タスク、ルールゲーム、自然な動き、即興を振付の中に取り込んでいった。