1966年にニューヨークのジャドソン記念教会で初演された《ホームメイド》で、トリシャ・ブラウンは、ロバート・ホ イットマンが制作した彼女自身の映像を映し出す映写機を背負い、パフォーマンスを行った。壁や床、天井、観客に投影された映像は、ブラウン本人の身体と重なり、イメージを増殖させていく。「自らの記憶をスコアとして使った」とする本作をはじめ、ダンサーの身体そのものを換骨奪胎し、私たちが見ているものが何なのか、見ることそのものを再考する。
日時:2022年2月3日(金)〜2月19日(日)10:00-20:00(最終日は18:00まで)※6日(月)、13日(月)は休館
会場:東京都写真美術館2F展示室