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《Caducean City》(2006年)は、ボローニャ近代美術館により依頼され「美術館の役割とは何ですか? 」というテーマの展覧会のために制作された。チュンとマエダの返答は、救急車の車窓からボローニャ特有の中世の街並みを撮る映像作品だった。患者のいない救急車をサイレンを鳴らし猛スピードで走行させるには美術館と公共機関(市役所、消防署、警察)の理解と協働が不可欠である。長期間の交渉の末、市の法律と規制の下での例外措置として許可され実現した。Caduceanとは医療と交渉のシンボルに使われる杖に巻きつく2匹の蛇のことである。本展では、16ミリのオリジナルネガを4Kデジタルリマスター版にして展示している。(ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ)
日時:2024年2月2日(金)〜2月18日(日) 10:00-20:00(最終日は18:00まで) *12日(月・振休)は開館し、13日(火)は休館
会場:東京都写真美術館2F展示室