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髙橋凜が日々遭遇したり想像したりする様々なモーメントを描き起こしたドローイング・シリーズ〈Emaki〉から生まれた《Sculpture》(2023年)は、一人では立つことができない表彰台の形をした他者との協働によってのみ成立するパフォーマティヴな彫刻作品である。他者との関わりのなかで人々が見せるぎこちなさや居心地の悪さにもどこか魅力を感じるという髙橋は、会期中「コラボレーション・ウィズ・オーディエンス」と題した鑑賞者参加型プログラムを開催し、〈Emaki〉シリーズから選ばれたいくつかのモーメントの実践を試みる。パフォーミングアーツにも関心を持つ髙橋は、行為が振り付けに転じる面白みや、ぎこちなさが共感にチューニングされなおすさまから、これからの世界のあり方のヒントを参加者と共に探っていく。
日時:2024年2月2日(金)〜2月18日(日) 10:00-20:00(最終日は18:00まで) *12日(月・振休)は開館し、13日(火)は休館
会場:東京都写真美術館2F展示室