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良知暁《「シボレート/schibboleth」をめぐる断章》

2024年2月9日 18:15 - 19:30

東京都写真美術館 2F 展示室

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良知暁《「シボレート/schibboleth」をめぐる断章》

良知暁「シボレート/schibboleth」のためのテキスト、2020/2022年
「MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」展(東京都現代美術館、2022年)展示風景
撮影:森田兼次

3時50分/15時50分を指したままの時計が展示された《15:50》(2023年)は、2020年に開催された個展「シボレート/schibboleth」にて発表された一連の作品の一つである。「schibboleth」とは、かつてエフライムとギレアドが抗争を繰り広げた際、ギレアド人が「シ(si/schi)」の音を正しく発音できないエフライム人を見分け、殺害するために発話させた合言葉と言われている。本作《15:50》もまた関東大震災の際、朝鮮人が暴動を起こしているというデマの流布により、軍隊、警察、自警団による虐殺が各地で起こり、日本人と朝鮮人を発話によって識別するために使われたとされる言葉「15円50銭」に由来している。恵比寿映像祭では、この一連の作品を複数の断章からなるレクチャー・パフォーマンスとして再構築して発表する。

日時:2月9日(金) 18:15–19:30
会場:東京都写真美術館 2F展示室

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