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第2回コミッション・プロジェクトのファイナリストが決定しました

【PRESS RELEASE】

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第2回「コミッション・プロジェクト」

4名のファイナリスト決定!来年新作制作と展示へ

小田香氏、小森はるか氏、永田康祐氏、牧原依里氏

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東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館、日本経済新聞社は、2024年2月2日(金)~2月18日(日)の15日間(※月曜を除く)、映像とアートの国際フェスティヴァル「恵比寿映像祭2024」を開催しています。

 

国際的な発信および新しい文化価値の醸成を目的として、恵比寿映像祭2023より「コミッション・プロジェクト」がスタートしました。日本を拠点に活動する新進アーティストに制作委嘱した映像作品を、恵比寿映像祭の根源的な問いである「新たな恵比寿映像祭」の成果として発表します。第1回の特別賞受賞者である荒木悠氏と金仁淑氏は「恵比寿映像祭2024」でテーマにあわせた作品を展示しています。

 

2月14日に、「第2回コミッション・プロジェクト」審査会を東京都写真美術館で開催しました。最終選考に残った8名のアーティストが作品のコンセプトや完成までのプロセスなどについてプレゼンテーションを行い、5名の審査員による審査を経て、ファイナリストとして小田香氏、小森はるか氏、永田康祐氏、牧原依里氏の4名が選出されました。

 

ファイナリストの4名は、今後新作を制作し、「恵比寿映像祭2025」(会期:2025年1月31日~)で発表します。また、「恵比寿映像祭2025」で展示された新作から特別賞を決定する審査会を会期中に開催し、特別賞に選ばれたアーティストには、「恵比寿映像祭2026」(2026年開催予定)で特別展示の機会が提供されます。

 

【審査コメント】

8人の作品はいずれも実験的かつ、意欲的な作品ばかりで、議論が白熱し、ファイナリストの選出は困難を極めましたが、ファイナリストとして、①母との対話を通じて創作の可能性に挑戦する小田香氏、②独自の方法で記憶を伝承するドキュメンタリーの在り方を考える小森はるか氏、③食や植民地の歴史からイメージの語りを追求する永田康祐氏、④ダイバーシティの観点から映像の実験的な手法を提示する牧原依里氏の4名を選びました。

今回は審査の結果、「ダイバーシティ」を包含し、多様な映像制作に挑む作家たちが選出されました。来年度の恵比寿映像祭で、小田香氏、小森はるか氏、永田康祐氏、牧原依里氏の制作委嘱した新作展示を行うとともに、審査会により特別賞を決定します。

映像表現の広がりと、新たな展開にどうぞご期待ください。