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ジュリア・マーガレット・キャメロン
Julia Margaret CAMERON
19世紀に活躍した英国人写真家。1815年、インドのカルカッタ(現コルカタ)に生まれ、48歳のときに娘夫婦からカメラを贈られたことを機に写真制作を始めた。独学で撮影技術を学び、大胆な実験を通じて、意図的にフォーカスを外し、ネガに傷をつけるなど、革新的な手法を生み出した。被写体を「ポートレート」「マドンナのグループ」「絵画効果のための派手な被写体」に分類し、アルフレッド・テニスンやサー・ジョン・ハーシェルといった著名人の肖像写真を撮影する一方、親族やワイト島の一般女性を題材に、寓話的で演劇的な作品を制作した。1879年、セイロン島にて死去。