1985年台湾生まれ。主にビデオと空間インスタレーションを創作の媒体とする劉玗は、ドキュメントの調査に基づくフィールド・スタディを、ある種の方法論として自身の芸術的実践に結びつけることで、内在し、絡み合った複数のナラティヴを再構築する。断片化された空間、歴史、イメージ、物語を統合することで、劉玗はこれらナラティヴに密接なつながりを持たせ、補完するプロジェクトを展開している。最近の個展には、国立台湾美術館での「Ladies」（台中、2023年）や、洪建全基金會/Project Seekでの「If Narratives Become the Great Flood」（台北、2020年）がある。グループ展には、長征空間での「Expeditionary Botanics」（北京、2024年）、The Brooklyn Rail Industry Cityでの「Singing in Unison Part 8: Between Waves」（ニューヨーク、2023年）、ACCでの「Aqua Paradiso」（光州、2022年）、および国立台湾美術館での「Asian Art Biennial: Phantasmapolis」（台中、2021年）がある。