3/2(月)ブラジル関連プログラム

3/2(月)はブラジル初の実験映画から現代美術の伝説、エリオ・オイチシーカのドキュメンタリー、さらに期待の新星クララ・イアンニまでブラジル関連のプログラムをお届けします。

3/2(月)は上映プログラム、[エリオ・オイチシーカ ─マージナルな英雄]、[共鳴する視線 ─ブラジル実験映画]とブラジル関連のプログラムを上映します。また、上映会場の日仏会館ホール、ロビーでは来日中のブラジル期待の新星クララ・イアンニの作品を展示中、13:45〜はザ・ガーデンホールにてラウンジトークにも登場します。1日を通してブラジル関連のプログラムをお楽しみいただけます。
ぜひご来場ください。

[上映]エリオ・オイチシーカ ─マージナルな英雄

2015.03.02 mon 15:00
2015.03.08 sun 15:00
日仏会館ホール

ブラジル現代美術のアンチヒーロー
上映プログラム「《エリオ・オイチシーカ》――マージナルな英雄」は、ブラジル現代美術界の伝説のアンチヒーロー、エリオ・オイチシーカ₍1937-1980)についてのドキュメンタリーです。
アーティストの実の甥でもある、監督のセザール・オイチシーカ・フィーリョは、同時代の記録映像や写真とともに、40代前半で若くして亡くなったエリオ・オイチシーカ自身が遺したフィルム断片やエリオ・テープとして知られるアーティスト自身の独白テープを巧みに紡ぎ重ねて、体感的なドキュメンタリーを作り上げました。
1960年代後半ブラジルでミュージシャンらの動きを中心に、アートや演劇、映画をも含むカウンター・カルチャー運動として興ったトロピカリズモ(Tropicalismo)が、彼の作品《トロピカリア》に触発されて生まれたことでも知られているオイチシーカ。同時代をともに生きたカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルといったミュージシャンたちも登場する本作は、同時代のニューヨークやロンドンのアンダーグラウンド・アートシーンとも接点を持つオイチシーカが見た時代の息遣いを生き生きと伝えます。
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen3

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[上映]共鳴する視線――ブラジル実験映画

2015.03.02 mon 18:30
2015.03.05 thu 15:00
2015.03.08 sun 11:30
日仏会館ホール

共鳴する視線—ブラジル実験映画《限界》
ブラジル実験映画史に輝く実験映画。2010年にワールド・シネマ基金によって復元されました。監督のマリオ・ペイショット唯一の監督作であり、ジョルジュ・サドゥールが「知られざる傑作」と評したことも有名です。「分析しようとするのではなく、示すだけだ」という作家の言葉が示しているように、作品に身をゆだねることでそこに流れる時間と共鳴することができるでしょう。
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen4

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[ラウンジトーク]クララ・イアンニ(展示出品作家)

2015.03.02 mon 13:45-14:45
ザ・ガーデンホール 3F ロビー

ブラジルの若手作家、クララ・イアンニのラウンジトーク開催!
1996年にモダニズムの理念に基づき建設されたブラジルの新首都・ブラジリア。21世紀の近代都市を示そうとした壮大な計画の陰で、100人以上の労働者が殺されました。都市計画を担ったルシオ・コスタと建築家のオスカー・ニーマイヤーのインタヴュー音声を、ブラジリアの設計図と写真の徹底的なクローズアップに重ねた映像が、壮大な夢に隠された些細なものの意外な美しさに気づかせてくれます。
http://www.yebizo.com/#pg_talk4

[プロフィール]
1987年生まれ、サンパウロ在住。ベルリン自由大学映像・メディア人類学修士課程修了。主な展覧会に、サンパウロビエンナーレ(2014)、「カンバセーショナル・ピース」(n.b.k.、ベルリン、2013)、《無題》(第12回イスタンブールビエンナーレ、2011)、「EDPヤング・アート・プライズ」(大竹富江文化センター、サンパウロ、2011)など。芸術と政治の関係におけるイデオロギー的な意味を問う作品を発表している。

English report:Clouds, Presentation

恵比寿映像祭,未分類 — yebizo @ 3:45 PM

恵比寿映像祭スタッフによる英文レポートの掲載を開始します。
第1弾は2/28(土)17:30〜開催した展示出展作家ジョナサン・ミナード &ジェームズ・ジョージによる《クラウズ》プレゼンテーション。
次回もお楽しみに★

Clouds, Presentation
Guests: Jonathan MINARD and James GEORGE (artists)
2/28(土 Sat.)17:30–18:15

Last night, New York based artist and new media documentarian Jonathan Minard and James George drew a large audience in The Garden Hall in Ebisu, for a unique presentation of their live interactive documentary ‘Clouds.’ The presentation accompanied the pair’s interactive installation, which is on show throughout Ebisu International Festival for Art and Alternative Visions. Built using C++ code and running in real time, the presentation had a vivid live atmosphere; ephemeral, precarious, and open-ended.

During the presentation, Minard and George controlled the computer-based data visualization by moving their hands and arms in front of a 3D motion sensor. As if drawing in the air, their gestures activated software that the audience watched on screen. By waving his arm to the left or right, Minard or George took it in turn to click virtual buttons and thereby have the computer transport the audience into an onscreen galaxy of images, artist interviews, and intriguing questions. ‘Can reality be hacked?’ ‘What does music look like?’ ‘What is data?’ ‘Is an artwork ever done?’
The presentation was both a film and a live art work. Without any real beginning or end, it challenged notions of a ‘film’ format, and seemed almost to answer its own question, ‘Is an artwork ever done?’

Minard and George’s project gathers many artists who have been producing artwork using code over the past decade. Using open source software, the group has developed into an expanded network of creative practitioners, producing content that really is ‘never done,’ never finished, never the same twice. Interviews with some of the participating artists were shot using a 3D scanner and are accessible in the installation, as well as forming a central part of the live presentation.

Visitors to the installation can wear an eye set and head phones in order to navigate the coded system themselves, moving their head to steer the spaceship-like program through its galaxy of content, watching interviews, choosing questions, and creating for themselves a unique and live film event.

【重要】Yebizoラウンドテーブル[『ホール・アース・カタログ』をめぐって]粉川哲夫氏の出演とりやめについて

恵比寿映像祭,未分類 — admin @ 2:10 PM

Yebizoラウンドテーブル[『ホール・アース・カタログ』をめぐって]粉川哲夫氏の出演とりやめについて

3月2日(月)16:00〜開催予定のザ・ガーデンルームにおけるイヴェント[Yebizoラウンドテーブル:『ホールアースカタログ』をめぐって]第3章に登壇を予定していた粉川哲夫氏が、体調不良のため出演がとりやめとなりました。
講演を楽しみにしていただいていたみなさまには深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解、ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。

[Yebizoラウンドテーブル:『ホールアースカタログ』をめぐって]は構成を一部変更して開催いたします。
ご来場をお待ちしております。

恵比寿映像祭

[参考図版]Courtesy of Tokyo Metropolitan Museum of Photography

[Yebizo ラウンドテーブル: 『ホール・アース・カタログ』をめぐって]
3/2(月 Mon.)16:00 – 18:30
第1章 WECとは何なのか ゲスト:室謙二(ジャーナリスト、評論家)、赤田祐一(編集者)
第2章 WECとメディアテクノロジー ゲスト:ジョナサン・ミナード&ジェームズ・ジョージ(展示出品作家)

※当日券あり
10:00〜ザ・ガーデンルーム受付にて販売

アップルコンピュータ創設者スティーブ・ジョブズが2005年のスタンフォード大学卒業式のスピーチ * で言及したことで、改めて 注目を集めることになった『ホール・アース・カタログ』。1968年に創刊されたこの雑誌は、当時のカウンター・カルチャーに影 響を与え、新しい形のメディアの可能性を提案したとも言えます。WECとは何だったのか。サブ・カルチャーやハッカー文化な どの動向も踏まえ、現代に至るメディア表現との接点を考えます。
*「ハングリーであれ、愚か者であれ」(最終号[1971年]より)
http://www.yebizo.com/#pg_event4

第7回恵比寿映像祭「惑星で会いましょう」

恵比寿映像祭,未分類 — admin @ 10:27 AM

第7回恵比寿映像祭「惑星で会いましょう」
第7回を迎える今回のテーマは「惑星で会いましょう」、「視点を変える」をキーワードに恵比寿の地で多彩なプログラムを展開します。
今年も国内外から注目のアーティストが集結しています。

展示は入場無料、上映など定員制のイヴェントは一部有料。
詳細は下記公式サイトをご確認ください。

3/8(日)までの10日間、どうぞお見逃しなく。
ご来場、お待ちしております。

http://www.yebizo.com/

3/1(日)プログラム紹介

恵比寿映像祭,未分類 — yebizo @ 10:05 AM


《KEITAI GIRL》2004/発色現像方式印画[参考図版]
Courtesy of MEM, Tokyo

本日3/1(日)にはザ・ガーデンホールにてホールライヴ「KEITAI GIRL インセプション」を開催します。
《KEITAI GIRL》は携帯電話を通してしかコミュニケーションできなくなった存在。展示会場、ザ・ガーデンホールにKEITAI GIRLたちが現れます。
http://www.yebizo.com/#pg_gardenhall-live3

また、13:45〜のラウンジトークには《KEITAI GIRL》を出展している山口典子が登場。ライブとあわせてお楽しみください。
http://www.yebizo.com/#pg_talk3

【3/1のスケジュール】
10:30〜
[ガイドツアー]ホンマタカシのヴィデオインスタレーションを見る!ガイドツアー

★ザ・ガーデンホール
13:45〜
[ラウンジトーク]山口典子(展示出品作家)
http://www.yebizo.com/#pg_talk3

17:30〜
[ホールライヴ]山口典子「KEITAI GIRL インセプション」
http://www.yebizo.com/#pg_gardenhall-live3

★日仏会館ホール
11:30〜
[上映]8ミリカメラと歩く場所――栗原みえ(Q&Aあり)
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen6

15:00〜
[上映]インディペンデント・インドネシア映画:エドウィン特集(Q&Aあり)
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen9

18:30〜
[上映]インディペンデント・インドネシア映画:エドウィン特集(Q&Aあり)
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen10

上映「ケン・ジェイコブス-知覚のアドヴェンチャー」Q&Aゲスト中島崇氏プロフィール

恵比寿映像祭,未分類 — yebizo @ 5:59 PM

上映「ケン・ジェイコブス-知覚のアドヴェンチャー」の上映後、Q&Aを行います。
ゲストは映像作家の中島崇氏。
ぜひご参加ください。

●18:30〜
[上映]ケン・ジェイコブス-知覚のアドヴェンチャー(Q&Aあり/ゲスト:中島崇)
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen1

[プロフィール]中島崇
映像作家。1977年にイメージフォーラムを共同設立。月刊イメージフォーラムの編集長などを務める。1993年にプログラマーとして、ケン・ジェイコブスを招聘。実験映画をはじめ電子、デジタルの映像史を研究するかたわら多くの映像作品を制作する。最近作は「遙か白熱光(はるかはくねつこう)」(2014)。

2/28(土)のプログラム

恵比寿映像祭,未分類 — yebizo @ 2:13 PM

第7回恵比寿映像祭「惑星で会いましょう」がいよいよ開幕しました!
本日、2/28(土)のプログラムはホンマタカシの《最初にカケスがやってくる》を中心に巡るガイドツアー、上映「フィンランド・ヴィデオアートの現在形:AV-arkkiより」(Q&Aあり)、スペシャルトーク「ドキュメンタリーの映し方を めぐって」(出展作家・ホンマタカシ×映画監督・諏訪敦彦)、ホールライヴ《クラウズ》プレゼンテーション、上映「ケン・ジェイコブス─知覚のアドヴェンチャー」(Q&Aあり)など。

スペシャルトーク「ドキュメンタリーの映し方を めぐって」では展示作品《最初にカケスがやってくる》
に関連したドキュメンタリー版の参考上映があります。また上映「ケン・ジェイコブス─知覚のアドヴェンチャー」Q&Aではゲスト・中島崇さんをお迎えしトークを行います。

2/28(土)
10:30〜
[ガイドツアー]ホンマタカシのヴィデオインスタレーションを見る!ガイドツアー

★ザ・ガーデンホール
13:45〜
[ラウンジトーク]佐々木友輔(展示出品作家)
http://www.yebizo.com/#pg_talk2

17:30〜
[ホールライヴ]《クラウズ》プレゼンテーション
http://www.yebizo.com/#pg_gardenhall-live2

★日仏会館ホール
11:30〜
[上映]フィンランド・ヴィデオアートの現在形:AV-arkkiより(Q&Aあり/ゲスト:ヴェサ・ヴェフィライネン)
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen8

15:00〜
[スペシャルトーク]ドキュメンタリーの映し方をめぐって
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-special

18:30〜
[上映]ケン・ジェイコブス-知覚のアドヴェンチャー(Q&Aあり/ゲスト:中島崇)
http://www.yebizo.com/#pg_franco-japonaise-hall-screen1

[掲載情報] 「ARTiT」にご紹介いただきました。

ニュース,未分類 — yebizo @ 4:36 PM

現代アートをテーマとする日英バイリンガルのポータルサイト「ARTiT」(http://www.art-it.asia/)にご紹介いただきました。

これまでの恵比寿映像祭の歴史から今回(第7回)のテーマ「惑星で会いましょう」と参加アーティストについて取り上げていただいています。

下記からご覧いただけますので是非ご一読ください。

http://www.art-it.asia/u/admin_ed_news/YMZDN3LFn5qubd6QSOk0

美術館を飛び出し、恵比寿の街へ!第7回恵比寿映像祭「惑星で会いましょう」始動!

恵比寿映像祭,未分類 — yebizo @ 8:14 PM

今年で7回目を迎える恵比寿映像祭が始まります。

今回の映像祭はこれまでメイン会場だった東京都写真美術館の大規模改修にともなう

休館を機に、美術館を飛び出して開催が決定、恵比寿ガーデンプレイスを中心とした

恵比寿の街を舞台に実施します。

テーマは、『惑星で会いましょう』。「視点を変える」こと、をキーワードに未来・

過去を見つめ直し、現前する世界への新たなアクセス法を探します。

参加作家は、国際的な評価も高いポーランドのアーティスト、パヴェウ・アルトハメ

ルをはじめ、実験映像の巨匠ケン・ジェイコブス、大規模な個展を開催するなど写真

家として活躍するホンマタカシ、1980年代生まれの若手アーティストなど、さまざま

な国や年代のアーティストが多数参加予定です。

ご期待ください!

[名称]

第7回恵比寿映像祭

「惑星で会いましょう」

Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2015

See You on the Planet

[会期]

平成272015)年227日(金)~38日(日) [10日間/会期中無休]

[会場]

ザ・ガーデンホール、ザ・ガーデンルーム、日仏会館ホール・ギャラリー、

恵比寿ガーデンプレイス センター広場、恵比寿地域文化施設及びギャラリー ほか

★詳細はこちら★

http://www.yebizo.com/

重なり合う影が踊りだし、空間の磁場が変わる至福~恵比寿演舞場!

今年の恵比寿映像祭は、二度の大雪という悪天候にもかかわらず、
さまざまなアーティスト、関係者の方々のおかげで、
充実したイベントやアーティストトークなどを開催することができました。
会期は終了しましたが、随時フェスティバルレポートを更新していきたいと思います!

まずはライヴイベントのフェスティバルリポートをお届けします!
恵比寿映像祭の本分でもある領域横断性を体現するライヴ・イヴェントが、
先週末15日(土)に行われました。 

 

会場は360度軽やかな質感の幕に包まれて、
外の寒さを忘れさせる温かな雰囲気。
進行役は、川村亘平斎さんの操る影絵のキャラクターたちです。
冒頭は、久保田麻琴さんの楽しい語りとともに
踊るということの本質を問うイントロダクション。 

プレゼン映像の背後からそびえたつささらも凛々しい4人の舞手が登場。
岩手県一関市に伝わる鹿踊(ししおどり)の実演が始まります。
さらに大石始さん、東野祥子さん、そして東京鹿踊代表の小岩秀太郎さんを
加えたセッションで、さまざまな踊りのあり方の理解を深めました。  

いよいよ照明の落ちた空間の一角に、人影とともにスリリングなビートが。
ヒューマンビートボクサー AFRAさんと櫻井響さんの登場で、
一気に空間の重力が変わります。 

影絵キャラクターたちのガイドと、多彩なビートによる音頭取りで、
参加者の身体とともに、無数の影が動きだしました。

今回のライヴ・イヴェントは、スクリーンや舞台と客席、
演者と観客という場の制約を壊すかつてない試み。
輪の中にある至福感が、写真ではなかなか伝わらないのが残念です。
このライヴ・イヴェントの企画監修者・清宮陵一さんは、
これまでに数々の音楽イヴェントやアートプロジェクトに関わりながら、
大震災後のコミュニティ意識の変化や、踊る場の持ちうる意味を自らも
深く問い直しているとのこと。
簡単に答えの出ることではないけれど、恵比寿映像祭という祭りにとっても、
大切なひと夜となりました。
大雪の翌日に足を運んで下さった皆様にも感謝です!

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