「映像をめぐる7夜:第4夜フリッカー・ナイト」(2007)
http://www.yebizo.com/jp/index.php?mId=e1
ならびに
「映像をめぐる冒険vol.1 イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」(2008-09)
http://www.syabi.com/details/imagi.html
の出品作家、牧野貴さんが、クロアチアで先ごろ行われた
第5回ザグレブ国際実験映画祭 (25FPS International Fesfival of Experimental Film and Video、5th Edition)にて
グランプリを受賞されました!
http://25fps.hr/2009/
(左脇のメニューで、「Awards/Nagrade」を選ぶと最初に上がっています。)
しかも受賞作は、「イマジネーション」展のために作り下ろしていただいた
《still in cosmos》2008のHDヴァージョンです。
昨年開催の「イマジネーション展」展示 _ 「still in cosmos」 (c)Takuya Fujisawa
ますますの飛躍が期待できそうな牧野さんの活動は、公式ウェブサイトで。
http://www13.ocn.ne.jp/~makinokn/jp/menu.html
牧野さん、受賞おめでとうございます!
牧野貴さん、ザグレブ国際実験映画祭ブランプリ受賞! はコメントを受け付けていません。
9月9日から出張で、ソウル(韓国)に行ってきました。
滞在期間中にはちょうどプラットフォーム2009というアートイベントが開催されていました。
プラットフォームは2007年に始まって今回で3回目を迎える国際的なイベントです。
昨年開催された第2回目では、アートソンジェ・センターを中心として
安国(アングク)、仁寺洞(インサドン)エリアにあるギャラリーや
アートセンターのスペースを使った連携事業としてソウルのアートシーンを
面的に紹介するなど、運営手法にも特色のあるイベントでした。
第3回目となる今回は、かつて韓国軍の情報機関の中枢であった
「機務司(キムサ)」と呼ばれる景福宮(キョンボック)の向かいに
ある建物を中心として開催されています。「 機務司 」の内部は、
展示のために特に手を入れられた様子もなく、特に地階は照明がない状態で、
今回のテーマである「Void of Memory(記憶の空白)」を
文字通り感じさせるような空間になっていました。
展示作品の中ではルナ・イスラムのソーマトロープを撮影したフィルム作品と
米田知子のゾルゲ事件をモチーフにした写真作品が印象に残りました。
ですが、この二人のものも含めて展示作品の多くは新作ではなく、
このイベントの出発点であり目的でもあるのは、やはり建物自体なのでしょう。
「機務司」は、国立現代美術館の分館として2012年にオープンすることに
なっているそうです。 「記憶の空白」を「意味の充溢」であるアートで
埋めようというわけですが、光州ビエンナーレといい韓国のアートシーンが
いかに政治や経済と深くかかわっているのかを感じました。
韓国のアートシーン ~ プラットフォーム2009より ~ はコメントを受け付けていません。