現実と夢の世界で二重生活を送る男、その奇妙な
オブセッションをブラックユーモアとともに描いた新作、
ヤン・シュヴァンクマイエルの夢〜最新作《サヴァイヴィング
ライフ -夢は第二の人生》を本日、日本初プレミア上映致しました。
同氏としては、この作品は夢を具現化した世界なのだそうです。
図らずも恵比寿映像祭のテーマが「デイドリーム ビリーバー!!」で
あったことが奇遇であり、かつ作品選定及びご依頼のきっかけともなりました。
上映後のアフタートークということもあって、ヤン・シュヴァンク
マイエル氏の語りにも熱が入ります。
実際の作品制作について、作家個人の口から語られる言葉には
説得力と知られざる背景も明らかとなり、聞き入る人の心に
響いたものと思います。質問される方々の熱の入った質問に
丁寧に答えて頂いた姿も印象的でした。
今後も日本で様々に活躍される予定があるそうですので、
皆さまも今後の活動にご期待ください。
ヤン・シュヴァンクマイエル氏、上映後のトーク。 はコメントを受け付けていません。
本日のラウンジトークは、
スーパーフレックス(出品作家)×市原研太郎(美術評論家)
ダニエル・クルックス(出品作家)
フー・ファン(ゲスト・プログラマー)、ジュン・ヤン(出品作家)
の3プログラムを実施。
それぞれが作品制作の裏側や現在の活動、
着目していることなど丁寧に説明してくださいました。
プレゼンテーション映像を見ながらの具体的な
制作過程の説明に、お越し頂いた観客の皆さまも
聞き入ってくださっていた様子でした。
メディアの力を借りて体得する超人的な視覚と、その美しさを
表現するダニエル・クルックス。
ダニエル・クルックス氏
2008年横浜トリエンナーレの共同キュレイターとして参加した
ヴィタミン・クリエイティヴ・スペース、アーティスティック
・ディレクターのフー・ファン。
ヴェネチア・ビエンナーレやリバプール・ビエンナーレ、そして
ソウルにおける“プラットフォーム・イン・キムサ”ほかで
国際的に高い評価を得るジュン・ヤン。
フー・ファン×ジュン・ヤン
ヴェネツィア・ビエンナーレほか、近年国際的に活躍の
スーパーフレックス/ビョルンスチェルネ・ クリスティアンセン。
スーパーフレックス×市原研太郎
スーパーフレックス×市原研太郎
ラウンジトークも盛上りました! はコメントを受け付けていません。
恵比寿ガーデンプレイスセンター広場では、
光と霧によるインタラクティブな環境インスタレーションが
出現しています。そして、夕刻18:15~の30分間、ダンス
デモンストレーションが始まります。
昨日と本日ダンスを披露したのは、KENTARO!!。
レーザーを用いたウェアラブルデバイスを装着して
踊るそのさまは、身体の動きをあらわにします。
KENTARO!!は、HIPHOPテクニックをベースに、音楽シーンや
コンテンポラリーダンス、演劇等に影響を受けた自由な発想を活かし、
ライブ感を意識した独自の表現を目指しています。
このあと彼の講演が見られるのは、23日(水)、25(金)の18:15~30分間。
お見逃しなく!
恵比寿ガーデンプレイスセンター広場に出現した作品
ヒップホップをベースにこのプロジェクトの為に制作したパフォーミングアーツ
背中の動きと連動し光が放たれます
テクノロジーと身体動きが融合します
センター広場でダンス、ダンス、ダンス! はコメントを受け付けていません。
第3回恵比寿映像祭、本日より開催です。
各場所、各フロアで様々な作品を紹介しております。
オルタナティヴな価値について、観客や作家、そして
それを支える人達みんなで共有するフェスティバルです。
18日、本日より開催いたしました! はコメントを受け付けていません。
開催前日には、恵比寿映像祭参加作家にお越し頂き、
プレス会見など実施致しました。
○チェコ・アートアニメーションの代名詞ともいえるヤン・シュヴァンクマイエル、
○第3回恵比寿映像祭出品《天球の聖母》が、2010年度アメリカ国立フィルム登録簿
(NATIONAL FILM REGISTRY)に選出されたローレンス・ジョーダン、
○《オー!マイキー》やキュピキュピなど、映画とアートを越境する石橋義正、
○制作10余年を経てついにヴェイルを脱ぐ最新長編アニメーション《緑子/MIDORI-KO》の
上映と、奇才の画力と妄想力を知らしめる貴重な作品資料と新作ドローイングを
一挙公開の黒坂圭太、
○恵比寿ガーデンプレイスの中心にあるパブリック・スペース「センター広場」をジャックして、
最新のメディアアートプロジェクトを行うダニエル・ワイルド+アルバロ・カシネリ
など、作家自身が登壇致しました。
プレスの方々への熱心な語りもさることながら、
アーティストそれぞれが互いに尊敬しあい、
コミュニケーションしている様子も、
フェスティバルならではです!
各国から集まってくださったアーティストの皆さん
自身の作品について語るヤン・シュヴァンクマイエル氏
今回新作を撮りおろし、作品発表する石橋義正氏。
10余年をかけて描いたドローイングアニメーションを披露する黒坂圭太氏。
17日には来日作家続々。プレス会見致しました。 はコメントを受け付けていません。
人気ある下記のプログラムにつきましては、前売券が完売致しました。
大変残念ながら、当日券の販売はございません。
石橋義正最新作〜《ミロクローゼ》
2/18(金)19:00
2/27(日)16:00
ヤン・シュヴァンクマイエルの夢〜最新作《サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生》
2/19(土)13:00
2/27(日)13:00
なお上記作品は、配給:ディーライツより2011年劇場公開予定のようですので、
残念ながらチケットのご購入が頂けなかったお客様にはそちらを御期待ください。
また、恵比寿映像祭は東京都写真美術館全館と恵比寿ガーデンプレイスを
会場として繰り広げられますが、今年から地域の文化施設やギャラリーと
連携をしており、そちらでも連携企画を実施しております。
チケットを御購入出来た方も出来なかった方も
併せてお楽しみください。
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第3回恵比寿映像祭 地域連携プログラム
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■チェコセンター
ヤン・シュヴァンクマイエル展
http://www.yebizo.com/#pg_partner1
チェコセンターでもヤン・シュヴァンクマイエル展 を
同時開催致します。
■TRAUMARIS
石橋義正監督 スペシャルトーク&作品上映
http://www.traumaris.jp/space/index.html
日時:2月26日(土)
18:30「狂わせたいの」上映(60分)
19:45 石橋義正監督 スペシャルトーク
+「バミリオン・プレジャー・ナイト」名場面集
21:30頃、終了予定。
料金:2500円(1ドリンク込み)
会場:TRAUMARIS|SPACE
〒150-0013 渋谷区恵比寿1-18-4
NADiff A/P/A/R/T 3F
TEL 03-6408-5522
URL:http://www.traumaris.jp
予約/問合せ:info@traumaris.jp
一部、チケット完売のお知らせ はコメントを受け付けていません。
第3回恵比寿映像祭出品《天球の聖母》が
2010年度アメリカ国立フィルム登録簿(NATIONAL FILM REGISTRY)に選出されました。
国立フィルム保存法に基づき1998年より実施されているこの制度は
アメリカ国内の商業映画、アートフィルムなどを含む映像全般を対象に、
文化的・歴史的・芸術的に重要な作品を後世に伝承することを目的とし、
選出された作品はアメリカ議会図書館に永久保存されます。
作者のローレンス・ジョーダンはサンフランシスコ・ベイエリアの
インディペンデント・フィルム・ムーヴメントをけん引する存在で、
40本以上の実験映画やアニメーションを制作していますが、
今まで日本で紹介されることはあまりありませんでした。
ローレンス・ジョーダン 映像祭に来日致します!
今回恵比寿映像祭では、《天球の聖母》以外の作品や、コラージュ作品も
ご覧いただけます。国内で鑑賞できる貴重なこの機会をぜひお見逃しなく。
2月20日(日)16時半から行われるラウンジ・トークではご本人も登場します。
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ローレンス・ジョーダン 出品作品
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■展示部門
《天球の聖母》1969年/10分
《ヘラクレスの秘密の労働》1998年、他
http://www.yebizo.com/#pg_ex6
■上映部門
ファウンド・メモリーズ―引用と参照
B.コナー、L.ジョーダン、T.モファット&G.ヒルバーグ、
E.ポン、T.ウィルカーソン
http://www.yebizo.com/#pg_screen10
2月20(日)13:00-
2月25日(金)13:00-
◎ローレンス・ジョーダン上映作品
《エドワードの冒険ロマン》(1956年)
《天球の聖母》(1969年)
《鏡の向こうの青い空》(2006年)
http://www.yebizo.com/#pg_screen10
ローレンス・ジョーダンの作品がアメリカ国立フィルム登録簿に選出されました! はコメントを受け付けていません。
1960年代の映像文化
現在、世界的な規模で1968年を中心とする60年代の
日本映画、映像に対して国際的な関心が高まっています。
気鋭の映画研究者・平沢剛さんをゲスト・プログラマー
とする上映プログラム「Cinema=Movement/1960s」では、
政治と芸術が強烈な関係をなしえた1960年代の日本を「運動=映画」
という視点からひもとくシリーズとして、日大映研の城之内元晴と
おおえまさのりを特集上映します。あわせて、ゲストトークや
関連のラウンドテーブルも行いますので、この貴重な機会に
ふるってご参加ください。
●Cinema=Movement/1960s(上映プログラム12)
http://www.yebizo.com/#pg_screen12
日時 2011年2月22日(火) 16:00-18:00
スペシャルゲスト:おおえまさのり(上映終了後)
2011年2月26日(土) 16:00-18:00
スペシャルゲスト:足立正生(上映終了後)
会場 1F映像ホール
定員制につき有料:前売900円 当日1000円
全席座席指定/各回定員入替/190名
上映作品
城之内元晴 ドキュメントLSD 10分 16mm サイレント 1962年 WOLS 18分 16mm 1965年
ゲバルトピア予告編 13分16mm 1968年 新宿ステーション 14分16mm 1974年
おおえまさのり マーヴィン・フィッシュマン Great Society 17分 16mm 1967年
●Yebizoラウンドテーブル「映画/映像/風景論―1960年をめぐって」
http://www.yebizo.com/#pg_lecture3
ゲスト:ローランド・ドメーニグ(映画研究者)、松井茂(詩人)
モデレーター:平沢剛(映画研究者・ゲスト・プログラマー)
日時2011年2月26日(土)13:30-15:30
会場:1Fアトリエ
定員制につき有料:レクチャー=前売400円 当日500円
定員70名/自由席/入場整理番号付
城之内元晴《ゲバルトピア予告編》1968/13分
みどころ5/1960年代の映像文化 はコメントを受け付けていません。