【お知らせ】 明日は休館致します。また14日(火)に御待ち致しております。
明日は休館となります。東京都写真美術館や恵比寿ガーデンプレイス
センター広場の作品展示が御休みとなります。昨年までは月曜も開館しておりましたので、
御間違いなきようご注意ください。14日(火)からのお運びを御待ちしております。
なお、地域連携プログラムは各所で開催しておりますので、お楽しみください!
明日は休館となります。東京都写真美術館や恵比寿ガーデンプレイス
センター広場の作品展示が御休みとなります。昨年までは月曜も開館しておりましたので、
御間違いなきようご注意ください。14日(火)からのお運びを御待ちしております。
なお、地域連携プログラムは各所で開催しておりますので、お楽しみください!
「アーカイヴ」という言葉を耳にする機会が増している昨今、
映画や映像のデジタル・アーカイヴ化の議論が、頻繁に行われるようになりました。
アートや実験映画などの分野では、映像はどのように記録され保存されてきたのか、
そして今後どのように保存されていくのでしょうか。
長年にわたり、非商業的映画やアートの分野で映像のデジタル化、
アーカイヴの問題に実践的に取り組んできた国内外の三組織を招き、
そのケーススタディを具体的に紹介するとともに、現在、そして未来の
アーカイヴの可能性について考察いたします。
それぞれの組織によって異なる実践的な視点や
刻々と変化するメディアへの対応など、実に興味深い議論が繰り広げられることでしょう。
なお、当日券も販売しておりますので、ぜひ御出掛ください。
ゲスト:
〇エレクトロニック・アーツ・インターミックス(ニューヨーク、アメリカ)より
http://www.eai.org/index.htm
レベッカ・クレマン
Rebecca CLEMAN
〇アンソロジー・フィルムアーカイヴス(ニューヨーク、アメリカ)より
http://anthologyfilmarchives.org/
ジェド・ラプフォーゲル
Jed RAPFOGEL
〇福岡市総合図書館より フィルムアーカイヴ(映像管理員)
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/theater_schedules/
松本圭二
MATSUMOTO Keiji
2月12日(日)に予定されていたサラ・モリスのラウンジトークは、
http://www.yebizo.com/#pg_talk5
都合により作家来日がキャンセルとなったため中止とさせていただきます。
アーティストからは、「来日して日本の観客のみなさまにお会いするのを
楽しみにしていたのに残念です。また機会を作って、ぜひ東京を訪れたいと思っています。」
とのメッセージが寄せられています。楽しみにされていた方々にはこの場を借りて御詫び申し上げます。
サラ・モリスの出品作品《線上の各点》は、
地下1階展示室内にてご覧いただけます。(展示は入場無料です。)
Notice: The Lounge Talk by Sarah MORRIS scheduled on Monday,
February 12 was canceled.
本日より第4回恵比寿映像祭が開催致しました。
出品来日作家のラウンジトークや上映後アフタートークもいくつか行われました。
超ミニマル・プロジェクション・マッピング作品を出品の
カロリン・ツニッス&ブラム・スナイダース Sitd の二人組は、
作品制作における詳細を語って頂きました。
また畜光素材で覆われた壁面に投影される16ミリフィルムの映像作品を通じて、
記憶や心象風景といった脳内で浮かんでは消えていく情景を見事に表現した
《ザ・スペース・ビヨンド・ミー》。その作者、ユリウス・フォン・ビスマルクもトークに
登壇してくださいました。
そして、昨日ご紹介した韓国プログラムからはヂョン・ヨンドゥが上映後の
質疑応答に答え、《空中庭園》についての解説とともに、その撮影の
裏側についての作品もロビーでご紹介してくださいました。
そして、明日もユェン・グァンミンや スッティラット・スパパリンヤのトークが開催されます。
国際舞台で活躍する作家たちの生の解説を続々と聞く事が出来るのは映像祭の
ひとつの特徴でもありますので、是非に貴重な機会をお見逃しなく!
映像祭の上映プログラムでは、これまでにもオーストラリア、クロアチア、
中国などの作家の作品を特集してきましたが、今回は韓国にフォーカスし、
現代美術アーティストの映像作品を紹介します。
「ディープストラクチャー」と題し、若手からミッドキャリアまでの
活躍目覚ましい6人の韓国人アーティストによる8作品は、
いずれも独自の視点から韓国の現在の姿をとらえ、その深層を映し出しています。
日常の生活用品を用いた造形、インスタレーションで知られる
ヤン・へギュの「開かれていく場所」は、日常の風景の中で目にするものが、
抽象彫刻やインスタレーションへと変容していく過程を彷彿とさせる映像作品です。
ヂョン・ヨンドゥの「空中庭園」では、虚実を織り交ぜた逸話が
歴史的建造物や本物の山々を借景とした映像の中で語られていきます。
社会的、政治的な現状をテーマとするパフォーマンスの記録を作品化する
イム・ミヌクは、「ポータブルキーパー」と「手の重さ」の2作品を出品。
韓国に特有なユニークな釣り堀を舞台にしたク・ドンヒの「キングフィッシュ」には、
失われつつある情景へのオマージュやそこに繰り広げられる人間模様へのアイロニーが込められています。
アーティストの集う街へと生まれ変わりつつある、ソウル市内の
古い工場街を描いたチェ・ワンジュの「文來(糸車)」は
ドキュメンタリーの手法に演劇的な要素を加えて力強く描き出しています。
ナム・ファーヨンの「ピンピンピン」「内なるゴーストを傷つけないように」で
繰り広げられる、儀式のように軽やかで詩的なパフォーマンスは、瑞々しい感性に溢れています。
映像祭会期中にはヂョン・ヨンドウ、イム・ミヌクが来日し、下記の予定で関連企画に参加します。
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韓国作家関連企画
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〇ヂョン・ヨンドウ: (※展示部門にも出品)
2月10日の上映会に来場、2月11日にAIT(アーツイニシアティブトウキョウ)でトークを行います。
http://www.yebizo.com/#pg_partner11
http://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2012/01/4ait-artist-talk-58.php
〇イム・ミヌク
2月19日には16:00~ラウンジトークを行い、その後18:30からの上映会にも来場します。
http://www.yebizo.com/#pg_talk10
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是非、この機会に上映プログラムをご覧いただき、トークなどの貴重な機会に
作家と直接触れ合い、最新の韓国現代美術の息吹を感じてください。[H.K]
明日より、いよいよ第4回恵比寿映像祭「映像のフィジカル」を開催致します!
本日は先駆けて来日作家を囲んでの記者会見及び内覧会などが開催されました。
いかのその映像を成り立たせているかや、どのような視点でその作品制作に至ったのか、
また、集大成の作品に至るその過程についてなど、それぞれの作家視点で丁寧に語られました。
国内外で活躍する第一線級の作品から、
恵比寿映像祭ならではの新作、
美術館から飛び出して拡張した作品や
アーティストとのふれあいや学術的な議論、
地域のアート施設とのコラボレーション、
見て感じて体感する作品やパフォーマンスなど
多岐に渡る作品が出揃い、楽しみ・感じ方は実に様々です。
恵比寿映像祭のカッコは、みんなでカッコの中に入れて
映像とは何だろう?を考えてみようという視点から形作られたロゴです。
一度、鑑賞頂く皆さまそれぞれの視点で、考えたり、楽しんだり、感じたりして頂きたい15日間です。
今年の映像祭では、「映像のフィジカル」を出発点に、ライブイベント
「シー・ディス・サウンド」を開催。その企画を実現させたキュレーターからの
”キュレーターズeye”をお知らせ致します。
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ここでは、ライブだけに特別に参加する作家にフォーカスして紹介していきます。
映像と音の関係を考えた時に、映像を補う要素として
音が使われること多いかと思いますが、今回出演するevalaは、
その関係を逆転させたようなライブパフォーマンスを見せてくれます。
今回の「シー・ディス・サウンド」の象徴とも言うべきそのパフォーマンスは、
「闇の中で見る映画」のような、視覚的な要素がない真っ暗な空間で、
音のみを使って観客のイマジネーションの中に映像を映し出して行く立体音響作品です。
通常、音は水の波紋のように、音が鳴った場所から広がって行きますが、
立体音響空間では、何もない空間から音が聞こえるような特異な空間が
立ち現れ、新しい没入感を生み出します。
また、「シー・ディス・サウンド」のもう一方の側面である、映像と音の関係性を
独自の切り口で表現する出演者としてドラびでおが参加します。
ドラびでおは、ドラムに特殊な装置を取り付け、ドラムをたたくことで、
再生している映像をコントロールできる装置を開発し、政治家の演説や
映画のワンシーンなどをシニカルにモンタージュしてきました。
今回は、演奏装置をドラムからDORAnomeという新開発のディバイスとともに登場します。
そして、無数の素粒子の運動を映像的に表現するTypingmonkeysは
今回、NECのFull HDプロジェクターを使用し、より高密度・高精細な
映像表現を見せてくれるでしょう。
今回、トップバッターで出演する和田永のブラウン管を楽器に変える
《Braun Tube Jazz Band》は、電気的なシグナルによって生成される
映像のフィジビリティを体現してくれます。
その他、恵比寿映像祭のシンポジウムや展示などにも出演する
松井茂と長嶌寛幸による新ユニットやexonemo、
DJピロピロa.k.a.大木裕之らのパフォーマンスも見逃せません。
どうぞお楽しみに。 [J.Y]
恵比寿映像祭公式ページ ライブイベント「シー・ディス・サウンド」
http://www.yebizo.com/#pg_live
●チケット情報
http://www.yebizo.com/#contents/info3
●日時:2012年2月18日(土)17:00‐20:20(開場:16:30)
●会場:ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
定員制につき有料:クロージング・ライヴ=前売2,000円 当日2,500円/定員350名/自由席/入場整理番号付
今年の見どころ4つ目は、映像の記録性と共有をめぐる主題です。
消えゆく記録を留める方法として、映像の役割を考えることは、
その可能性と困難さの両方を私たちに突きつけます。
高度経済成長期の日本を伝える記録としても貴重な文化遺産
である往年の科学映画や、アパルトヘイト政策撤廃後の
南アフリカ共和国にあって集団の記憶を個人の表現として
引き受けるウィリアム・ケントリッジのアニメーション作品、
異なる習慣や文化背景を映像で記録する映像人類学の
最新動向の特集上映、また東北大震災の記憶を、
どのように記録・共有することができるかという切実な課題とともに、
口承記録による歴史記述(オーラル・ヒストリー)のあり方をも問う
《なみのおと》の上映など、この主題に向かうアプローチはさまざまです。
あわせて、日進月歩のデジタル化の波に対して、映像をどのように
保存・継承するのかというアーカイヴの課題を、非商業映画やアート
の分野で実践してきた国内外の三組織のケーススタディとともに
考察するシンポジウムも開催します。