2月21日(金)のタイムテーブル

恵比寿映像祭も残すところ、この週末3日間となりました。
本日金曜日は上映2本とラウンジトーク2本。

注目はベルリンより来日中のニナ・フィッシャー(1965年ドイツ生まれ)とマロアン・エル・ザニ(1966年ドイツ生まれ)です。
90年代前半より,廃墟や忘れ去られた場所や空間を題材に、その社会・歴史的な意味を探求する
プロジェクトを映画、写真、インスタレーションなどのメディアを通して展開しています。
近年は東日本大震災後の人々の日常の変化をテーマに作品を制作し、2012年に《Spirits closing their eyes》(メディアシティ・ソウル)を発表し、東京都写真美術館「記録は可能か」展でも紹介しています。
今回上映される《3.11後の生きものの記録》は、あいちトリエンナーレで発表された作品のシングルチャンネル版です。
俳優や愛知県民、東日本大震災の避難者が、黒澤明の『生きものの記録』を鑑賞後に語り合い、即興のワークショップを体験する映像作品です。今回は、オリジナルの黒澤明監督の35ミリフィルム《生きものの記録》と合わせての上映となります。
16時からのラウンジトークと上映Q&Aもありますので、ぜひご参加ください。

ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ

ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ


黒澤明《生きものの記録》Courtesy: Toho Co., Ltd.

黒澤明《生きものの記録》Courtesy: Toho Co., Ltd.

19日(水)のタイムテーブルは…

13:00より2階ラウンジにて、
ラウンジトーク:朝海陽子(展示出品作家)

朝海陽子

朝海陽子


3階展示室会場

3階展示室会場

15:00より1F上映ホールにて、
上映:映像人類学とアイデンティティ
★ イリス・ザキ《マイ・コーシャー・シフツ》2011/21分/ヘブライ語、英語(日本語字幕付)
★ ヨハネス・シェーベリ《トランスフィクション》2007/57分/ポルトガル語(日本語・英語字幕付)

イリス・ザキ《マイ・コーシャー・シフツ》

イリス・ザキ《マイ・コーシャー・シフツ》


ヨハネス・シェーベリ《トランスフィクション》

ヨハネス・シェーベリ《トランスフィクション》

展示でも《タトゥー ゴンダール》 を出品していただいている、映像人類学者の川瀬慈さんをゲストプログラマーとして
お迎えして実現したプログラムです。

2月9日の上映後Q&Aで説明をする川瀬慈さん

2月9日の上映後Q&Aで説明をする川瀬慈さん

16:00より2階ラウンジにて、
ラウンジトーク:ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ(上映出品作家)

18:30より1F上映ホールにて、
上映:《生きものの記録》から考える
黒澤明《生きものの記録》+ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ《3.11後の生きものの記録》
★ ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ 《3.11後の生きものの記録》2014/29分/日本語(英語字幕付)
★ 黒澤明《生きものの記録》1955/103分/日本語/配給:東宝株式会社/協力:黒澤プロダクション
【上映後Q&A: ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ】

ラウンジトークは、無料。
来日中の作家のトークが聞ける貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
上映は、当日券1.000円、各日10時より1Fホール受付にて販売中です。

また、本日は地域連携プログラム「多様性カフェ」もあります。
恵比寿映像祭参加作品上映のあと、東京工業大学サイエンス&アートLab Creative Flow、
慶應義塾大学留学生が集まりカフェ形式で話し合います。
映像を通して、各国の学生たちと世界の多様性のあり方を考えます。
一般参加可ですのでお気軽にご参加ください。
日時:2014年2月21日(金) 19:30-21:00(開場19:00)
会場:amu/東京都渋谷区恵比寿西1-17-2
TEL:03-5725-0145
http://www.a-m-u.jp/

0 Comments

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Sorry, the comment form is closed at this time.

Copyright (C) 2008 Tokyo Metropolitan Museum of Photography All Rights Reserved.