フィンランド・ヴィデオアートの現在形:AV-arkki
アデル・アビディン《戦争の消費》2011
フィンランド・ヴィデオアートの現在形:AV-arkki 最終上映 3/7
2月28日に上映した、「フィンランド・ヴィデオアートの現在形」は午前中にも関わらず、50名以上の来場者にお越し頂き、フィンランドのヴィデオ・アートに対する注目度の高さを感じさせる様子でした。日本ではフィンランドの映像作品として、映画監督のアキ・カウリスマキや、日本各地で展示されてきたアーティストのエイヤ=リーサ・アハティラなどが、高い人気を誇っています。しかし、現在のフィンランドで活躍する中堅、若手の作家が紹介される機会は意外と少ない、ですが、フィンランドでは、多種多様でハイレベルな映像作家が輩出されています。
今回の企画では、そうしたフィンランドのヴィデオアートシーンを支える配給組織AV-arkkiと協力し、プログラムを作りました。AV-arkkiはフィンランドのメディアアート、ヴィデオアートに特化した配給機関として1989年にスタートし、現在では200人ものアーティストの作品を取り扱っております。2月28日には参加作家でもあり、AV-arkki代表のヴェサ・ヴェフィライネン氏に来て頂き、作品とAV-arkkiの紹介をして頂きました。
このプログラムの参加作家の中でも、frieze prizeを受賞したピルヴィ・タカラやフィンランド在住のイラク人アーティスト アデル・アビディン、昨年のロッテルダム国際映画祭で受賞したサラ・ティッカ、TATE ModernやMoMAなどで紹介されてきたヤニ・ルスキカなど世界的に注目されています。
日本から一番近いヨーロッパであるフィンランド。その特集上映が土曜日11:30から上映致しますので、ご来場お待ちしています。