2月14日(日)プログラム

恵比寿映像祭,未分類 — admin @ 8:20 PM

☆2月14日(日)プログラム☆

連日、多くの方に来場いただきありがとうございます。クワクボリョウタの≪風景と映像≫新作インスタレーションも大好評!

さて2月14日は、ペン・ラッセルの上映や一夜限りのパフォーマンスに加え、出品作家のアンテック・ワルチャック氏を交えてアヴァン・ガーデニングについてのシンポジウムも日仏会館にて開催いたします。

【ラウンジトーク/ザ・ガーデンホール】

13:45~

ラウンジトーク登壇者:ピョトル・ボサツキ  Piotr BOSACKI

1977年ポズナニ(ポーランド)生まれ、在住。ポズナニ美術アカデミー卒業。作曲、文学的な文章、ドローイングや立体制作、アニメーション、インスタレーションなど多岐にわたる表現方法を用いながら、独特なユーモアと哲学的な思考に形をあたえる。2015年、ウャズドフスキ城現代美術センター(ワルシャワ)で、大規模な個展を開催。

場所:ザ・ガーデンホールロビー3F

http://www.yebizo.com/#pg_talk5

【上映/恵比寿ガーデンシネマ】

11:30~
不在の庭-そして、誰もいなくなったら
活動地域やアプローチの異なる5組の注目作家たちによる短編映像集。内戦、災害、経済破綻、不可視化する権力構造…。さまざまな理由により人々の姿が消えた景色の中に、何が見え、何が生まれ来るのかを考える。「荒れ地」の風景論。

★ビサネ・アルシャリフ&モハマド・オムラン《空を失くして》2014/2分56秒

★ロバート・ノース&アントワネット・デ・ヨング《木と土》2015/20分

★マリナ・ヨティ《来世のごとく》2014/12分

★オリヴァー・レスラー《見えるもの/見えないもの》2014/20分/英語(日本語字幕付)

★葉山嶺《土地からやってくる、ある小ささ》2015/25分

上映後Q&A

葉山嶺 HAYAMA Rei

1987年神奈川県生まれ、在住。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科在学中より、映像作品の発表を行う。野生動物と関わりの深かった幼少期の記憶が、作品制作の重要な動機だという。2010 年、25 FPS 国際実験映画映像祭(クロアチア)にてFuji award受賞。ロッテルダム(オランダ)、アナーバー(アメリカ)などの国際映画祭ほか、音楽祭、美術館等で上映や展示をおこなう。

http://www.yebizo.com/#pg_gardencinema-screen6

15:00~
ベン・ラッセル「快楽の園」 三部作
「私たちが幸福だとして、それからどうしよう?」(S.ベケット)歴史や映像記号論に関わる作品を制作しているベン・ラッセルが現代のユートピアの限界に向き合う。タイトルは15-16 世紀に活躍した画家ヒエロニムス・ボスの同名の作品からとられている。

★ベン・ラッセル《忘却の前にやり遂げなくてはいけない》2013/20分/英語・ホワイトサンズ語(英語・日本語字幕付)

★ベン・ラッセル《アトランティス》2014/23分/英語・マルタ語(英語・日本語字幕付)

★ベン・ラッセル《祖先への挨拶》2015/29分/英語・コサ語(英語・日本語字幕付)

http://www.yebizo.com/#pg_gardencinema-screen7

18:30~
ベン・ラッセル 映像パフォーマンス《われわれが享受している素晴らしいもの》+スペシャル上映

クロード・レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」からタイトルがとられた映像パフォーマンス。カオス理論、3Dモデリング、モジュール合成、「快楽の園」のアウトテイクなどから、映像と音がその場で生み出される。ベン・ラッセル作品も併せて上映。
http://www.yebizo.com/#pg_gardencinema-screen8

ベン・ラッセル Ben RUSSELL
1976年アメリカ生まれ。ロサンゼルスを拠点にアーティスト、キュレーターとして活動。歴史や映像記号論に深く関わる映画、インスタレーション、パフォーマンスを発表している。ポンピドゥーセンター(パリ)、シカゴ現代美術館(アメリカ)、ロッテルダム国際映画祭(オランダ)、ウェクスナー芸術センター(アメリカ)などで特集上映・個展が開催されている。

【シンポジウム/日仏会館ホール】

17:30~
庭=運動(アヴァン・ガーデニング)以後

ニューヨークのスクワット(不法占拠)運動をはじめ、空き地に地元住民が緑を植える運動としてアーティストや研究者を中心に1990年代に始まったアヴァン・ガーデニング。都市再開発によるジェントリフィケーションの問題が臨界点に達し、人々が郊外へと移動していく現在において、「アヴァン・ガーデニング」はいかに可能なのか考察する。

高祖岩三郎
1955年岡山県生まれ、1980年よりニューヨーク在住。批評家/翻訳家。1982年ニューヨーク大学芸術学部修士課程修了。主な著書に『ニューヨーク列伝-闘う世界民衆の都市空間』(青土社、2006)、『新しいアナキズムの系譜学』(河出書房新社、2009)、訳書にデヴィッド・グレーバー著『アナキズム人類学のための断章』(以文社、2006)がある。

アンテク・ワルチャック
1968年ノースダコタ州グランドフォークス生まれ、ニューヨーク在住。ヴィデオ作家、執筆家、絵画、ドローイング、インスタレーションもてがける。1990年代のファッション・アート集団、「バーナデット・コーポレーション」の創設メンバー。ホイットニー美術館、ニューヨーク近代美術館、ヴィット・デ・ウィット、ステデリック美術館、ポンピドゥー・センター、ハンブルガー・バーンホフ、ルートヴィヒ美術館、フリブール・アートセンター、クンストハレ・バーゼル他で個展、グループ展等多数。

いちむらみさこ
2003年からブルーテント村と呼ばれる東京の公園にあるホームレスのコミュニティを拠点に、小川てつオと共同で、美術カフェ・エノアールを運営。2007年にホームレス・フェミニスト・グループ「ノラ」を開始。2010年には、ナイキ公園化に抵抗する宮下公園アーティスト・イン・レジデンス(A.I.R)を行う。さまざまなプロジェクトに関わり、フェミニズム、資本主義、反ジェントリフィケーションをテーマに作品を発表し、執筆、ワークショップを行っている。
http://www.yebizo.com/#pg_symposium3

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