YEBIZOレポート8
YEBIZOレポート8
恵比寿映像祭のラウンジトーク、上映後Q&Aでは、作家、専門家を招いて作品についてお話をいただいています。平日にもかかわらず、多くの方にお越しいただきました。本日2月18日(木)はクワクボリョウタ氏、2月20日(土)は鈴木ヒラク氏を迎えてラウンジトークを開催予定です!
(上)2月16日に行われた中島興氏によるラウンジトークの様子。
中島興(ビデオアース東京) @ ラウンジトーク (2/16)
ビデオアース東京は、中島興氏によって1970年台初頭に設立され、新幹線や電車などの公共空間で即興的な行為を記録し、ケーブルテレビで作品の放送を行いました。トークでは、今回の出品作品《橋の下から》制作の背景をお話しいただきました。またビデオアース東京による他の過去の貴重な作品も紹介され、ビデオが介入することによって作られる状況や露呈される事実を映しだすビデオの力を語られました。お客様からも「衝撃を受けた、貴重なドキュメントとして観ました」という声も。
上映後Q&A:斉藤綾子 @ 恵比寿ガーデンシネマ (2/16)
映画研究の第一人者で知られる斉藤綾子氏。米国留学時代中の1988年に初めてアケルマン監督作『街をぶっ飛ばせ』を観た時の衝撃や、アケルマン作品に貫かれているテーマやカメラワークについて語っていただきました。また《No Home Movie》のシーンや撮影手法の中で、母娘の緊張関係、家・母親の存在/不在がいかに示唆されているのか、斉藤氏の細やかな分析に来場者も熱心に耳を傾けておられました。
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