今年のみどころ2:建築から映像を考える
「映像のフィジカル」というテーマのもと、映像と物質的な空間との関係を考えることから、
各論のひとつとして、 「建築と映像」という主題を掲げました。
展示部門では、モダニズム建築をアーティストの視点でドキュメントした
サラ・モリスの新作が登場。日本からは、建築学科出身の
映像作家・大木裕之が、映像作品を見せる空間を、
会期中に作り替えていくというワーク・イン・プログレス式のインスタレーションや、
建築家・鈴木了二の映像論を体現する大型展示が、注目を集めることでしょう。
あわせて、鈴木了二氏をプログラマーに、広い意味での建築映像特集が編まれ、
さらに、鈴木氏の「物質試行」というコンセプトに、建築と映画両サイドから迫るレクチャーを催します。
異なる領域の横断を志向する恵比寿映像祭ならではのユニークな建築特集です。
鈴木了二《DUBHOUSE 51》東京国立近代美術館「建築はどこにあるの?
7つのインスタレーション」展(2010)より [参考図版] ⓒRyoji Suzuki
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