2月19日(水)のタイムテーブル

本日は、地域間や宗教間の違い、それによって引き起こされる争いなどの問題から文化や芸術がもつ役割を考える上映とラウンジトークがあります。

上映のひとつは、《アウト・イン・ザ・ダーク》。
パレスチナ人の学生とイスラエル人の弁護士二人、恋に落ちる2人の間にはセクシャリティの問題のみならず、地域間の争いや宗教など周囲も巻き込んだ様々な問題をはらみ周囲を巻き込んでいく。。。イスラエル、ハイファ生まれのミハエル・メイヤー監督
初の長編映画です。

もうひとつの上映プログラムは展示にも出品している映像人類学者 川瀬慈さんのプログラムによる、《映像人類学と無形文化=音楽》。音楽という切り口で民族、マイノリティ、地域社会のコミュニティなどを映し出す2作品を上映します。

そしてラウンジトークは、同じく映像人類学者の分藤大翼さん。
今回は展示では、中部アフリカの熱帯雨林地域に暮らすバカ族の一人の男が、壊れたカセットテープを修理し、再生するまでの過程を記録した映像《カセットテープ》を出品されています。作品の撮影にまつわるエピソードや研究について、
また、「映像人類学」についてお話を伺える機会と思います。

今回の映像祭では、人類学的なアプローチというものが重要なキーワードでもあるので、
“トゥルーカラーズ”を深く読み解くには絶好の1日です。
ご来館お待ちしております。

19日(水)のタイムテーブルは…

15:00より1F上映ホールにて、
上映:《アウト・イン・ザ・ダーク》境界の二人
★ ミハエル・メイヤー《アウト・イン・ザ・ダーク》2012/96分/ヘブライ語(日本語字幕付)
協力:東京国際レズビアン&ゲイ映画祭

16:00より2階ラウンジにて、
ラウンジトーク:分藤大翼(展示出品作家/映像人類学者)

18:30より1F上映ホールにて、
上映:映像人類学と無形文化=音楽
★ 川瀬慈《ドゥドウィエ―禁断の夜―》2006/14分/アムハラ語(日本語字幕付)
★ ローラン・ヴァン・ランカー《スーリヤ》2007/72分/英語他(日本語・英語字幕付)

ラウンジトークは、無料。
作家の生の声が聞ける貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
上映は、当日券1.000円、各日10時より1Fホール受付にて販売中です。

また、注目の地域連携プログラムも。
日仏会館の創立90周年を記念し、創設者の一人ポール・クローデルが脚本を書いた『火刑台上のジャンヌ・ダルク』を上映、野崎歓氏が解説します。

映像と講演 projection de film et conference
日時:2014年2月19日(水) 18:00-20:30
アーティスト:ポール・クローデル
会場:日仏会館ホール/東京都渋谷区恵比寿3-9-25
入場:講演会 一般1,000円 学生500円 事前に参加登録が必要 
TEL:03-5424-1141

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