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バスマ・アルシャリフ
Basma ALSHARIF
パレスチナ人両親のもとに1983年クウェートに生まれる。現在はベルリンを拠点に活動。フィクションとリアリティの境界に佇むアルシャリフの作品は、パレスチナの歴史の伝達に考察を巡らせる。メディアから収集、または自身が撮影したシークエンスが、柔軟性に富んだモンタージュとしてコラージュされることで、字幕、つまり画面に浮かび上がる文字が、サウンドトラックと同次元の存在感を放つものに昇華される。そこでは場所や時間が曖昧になり、ドキュメンタリーのよう生々しいイメージが、黙示録を暗示する楽園へと変容する。