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プリヤギータ・ディアは、自身のルーツの探究を含め、東南アジアの労働史、熱帯地域への考察を元に、タイム・ベースド・メディアを中心に作品を制作している。《The Sea is a Blue Memory》は背中に「Malaya」という文字を刻まれた契約労働者がマレーシアに渡った旅を語り、個人や歴史的なものを絡めながら、見渡す限りの「海」を集合的な記憶の場として再現し、さまざまな物語を反映した3Dアニメーション作品である。連作となる写真作品《liquid.vision_nil.land (after MalayaRubberPlantation, Getty)》はマレーシアにある、植民地時代から作られたゴム農園で働く労働者の記録肖像を一枚一枚に分断し、当時の社会階級を前提に契約(または移民)労働者が権利を奪われるイメージを提示する。