TwitterやTumblrといったあらたなウェブサービスが一般化して久しい。ネットが映像のあり方に強い影響を与えている今、現在進行形の刺激的なアプローチから、「ポスト・インターネット」世代の作家たちの「私/公」をめぐる意識の変化を、インターネット・メディアと映像論を専門とする水野勝仁氏にご執筆いただきました。

水野勝仁

水野勝仁プロフィール
1977年生まれ。インターネット・リアリティ研究会メンバー。ユーザ・インターフェイスにおける「マウス」の研究から、エキソニモ《断末魔ウス》を経由して、ディスプレイ上の「カーソル」やGIFに代表される圧縮画像、及び「ポスト・インターネット」という事象を考察するようになる。主な論文に「あいだを移行する「↑」:エキソニモ《断末魔ウス》、《↑》におけるカーソルの諸相」(『映像学』第85号、日本映像学会、pp.20-38、2010年)など。
http://touch-touch-touch.blogspot.jp/