人ぞれぞれの見え方をする色は、時代によっても変化する。あせていく色の意味、未来につながる色の価値、そして「トゥルー・カラーズ」とはなにか? 作家の戌井昭人氏によるエッセイです。

戌井昭人

戌井昭人プロフィール
1971年東京生まれ。パフォーマンス団体「鉄割アルバトロスケット」で脚本書いたり、出演したり。また小説作品を発表していて、『すっぽん心中』(2013 新潮社)、『ひっ』(2012年 新潮社)、『ぴんぞろ』(2011年講談社)、『まずいスープ』(2009年新潮社)などは芥川賞候補になったが、ことごとく落選しています。他には、『俳優・亀岡拓次』(FOIL)、『松竹梅』(リトルモア)などの小作品があります。