乾久美子 / INUI Kumiko
1969年生。建築家。乾久美子建築設計事務所主宰。主な作品＝《ルイ・ヴィトン高知》（2003）、《ヨーガンレール丸の内》（2003）、《ディオール銀座》（2004）、《新八代駅前モニュメント》（2005）、《アパートメントI》（2007）など。著書＝『そっと建築をおいてみると』（INAX出版、2008）。
Q1. あなたにとってもっとも忘れがたい映像はなんですか？
A. 親が撮影した８ミリフィルムに映る幼い頃の自分を初めて見た時の映像。
Q2. 忘れがたい映像について理由を教えて下さい
A. その時、テレビの中の物でしかなかった映像というものが、突然、生々しく身近な存在として立ち現れたからだと思われます。また見知った風景が、とてつもなく新鮮なものに生まれ変わったように見えたことも印象的でした。
Q3. あなたにとって「まだ見ぬ」映像とはなんですか？
A. いつも見ている風景が鮮やかに何か別のものへと変貌している、そんな映像を、もう一度、別の次元で見てみたいと思います。